不登校は本当にずるいのか?

こんにちは!5年10年後の【リアル】をみるだけであなたが人生をブレイクスルーしていく

小・中・高すべての不登校を経験した究極のメソッド「不登校コーチング」吉永美香です。

あなたは、こんな経験がありませんか?

勇気をもって子どもの不登校を相談したのに、学校を休むことはずる休みだとか、甘えかせてると言われて、落ち込んでしまい思わず涙がこぼれてきたこと私にもあります。

せっかく相談したのに気持ちが軽くなるどころか、さらに落ち込んでしまったこと。その結果どれが正解なのかわからず困ったあげくには、親として罪悪感を感じてしまったこと。

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不登校をずるいと受け止めるのは経験しているかしてないかの違い

以前の私も、子どもたちが不登校になるまでは、学校に行かないことを考えたこともなく、むしろどうしていかないの? 甘え? わがままなの?と捉えていました。

ある日、学校にいけない子を連れたお母さんとすれ違った時、そのお母さんが子どもと手をつないで微笑んでいるのを見た時思わず、「ずる休み?学校行かないでどうして笑っていられるの?」と不思議に思ったことがありました。

ところが、子どもが不登校になった途端に、目の前で元気のないわが子をみていると、むしろ行きたくても行けないことがあることを初めて知りました。

あんなに不思議でしょうがなかったことが自分に起きた時は衝撃が走り、そして180度違う感情があふれてきました。同時にずるいと思っていた自分に恥ずかしくなりました。

子どもが不登校になっても、あの日のお母さんのように手をつないで微笑むことができることは、とても難しいことであり、そして学校に行けないという現実を受け入れられなくて、ノイローゼになってしまいがちになります。

あの日のお母さんを尊敬する気持ちさえもなりました。

不登校に対する受け止め方には経験してない時と経験した時では雲泥の差があることが言えます。経験してなかった時は偏見の目を持ちやすく、経験してみて、初めて知る感情があることがわかります。

保健室登校はずるいのか

不登校はずるいと同じように、保健室登校はどうでしょう。

保健室登校がずるいといわれる6つの理由(ちくちく気になる情報サイト参照)

  • 授業をサボってると思われる
  • 先生から優しくされる。
  • 好きな授業だけ受けれる。
  • 行事だけ参加する。
  • 特別扱いされている。
  • 嫌なことから逃げていると思われる。

6つの理由をみて、あなたはどう思いましたか? もしかしたら、わかると思われた方もいるかもしれません。

保健室あるある話。実際に保健室は、先生の許可なくしては利用することが出来ないことを考えると、ずるいことではありません。

また保健室って先生次第、利用しやすい先生、利用しにくい先生だったり、、中には保健室に行きにくい子、いつ保健室に行けばいいかわからない子たちもいます。

優しい先生、怖い先生、面白い先生どんな先生になるのか子どもたちも興味津々なのではないでしょうか。

では保健室登校を実際にしている子が、この6つの理由のように周囲から思われていたと想像してみてください。

保健室という空間で守られながらも、一方では、同級生から6つの理由のようにみられ、つらい思いをしながら過ごしていますことも考えられます。

それを想像すると、もう充分耐えていることがわかります。

あなたがもし保健室登校だったとしたら…。

「保健室登校はずるくない。」そう思えることでしょう。

相手のことを思って考えてみる、不登校に限らずそう思えるようにになることが理想の社会です。私たち大人も子育てする上で大切にしたいところです。

大切なところなのに、なぜ「ずるい」という感情がでてくるのでしょうか?

不登校ずるいの向こう側にある羨ましい

ずるいと羨ましいは違う意味合いの言葉ですが、それでもずるいという言葉を使う時の感情は、羨ましいという気持ちが含まれていることがあるかもしれません。

学校という場所は、みんなと同じ行動をしないといけません。

ある意味【平等】を保とうとする場所。

みんな違ってみんないいはずなのに、その【平等】から外れると、まだまだ日本では生きづらい思いをすることも事実です。平等から外れた時にずるいと受け止められがちになります。

ずるいという感情の向こうに見えてくる感情があります。それは「羨ましい」です。

若い子世代がよく使う言葉みたいですが、そう思ってしまう背景を考えてみると。今の子どもたちを取り巻く環境はいかがでしょうか?

学校や塾そして部活と一日の大半が活動している現状です。

塾に部活に忙しくして、一日の大半を活動している状態になってしまっています。

本当にそれは子どもがしたいことであればまだいいと思いますが、心から休めている時間はとれているのでしょうか。

日本財団の「不登校傾向にある子どもの実態調査2018」の中には、気になる記事がありました。【現中学生に聞いた】中学校に行きたくない理由TOP10 学校に登校している子、生き渋りの子、不登校の子等段階ごとに5つのグループに分けて調査したものです。

驚いたことには、すべてのグループにおいて、理由の1位・2位が順位が違えど同じだったことです。それは、「疲れる」と「朝、起きられない」でした。

 そこから言えることは、学校に行く子たちも、一生懸命にギリギリのところで必死に行く状態の子もいることがわかります。私たち大人は気づいてあげることが必要になります。

この状況からも、本音は、「学校を休むことはずるい。」「私も休めるなら休みたい時もある。」「休めて羨ましい。」「休むと勉強が遅れてしまう。」「休むと親に叱られる。」等、推測されます。

「ずるい」の言葉の向こう側には、「羨ましい」とつい思ってしまう環境がある。

不登校をどう受け止めるかはあなたしだい

様々な所から、不登校をみてきましたが、受け止め方も多数あることがわかりました。

では実際どうなの?それはあなたしだい。いいとか悪いとかはありません。ただ場合によっては傷つく人がいるのも確かなことです。

今不登校で悩んでるのならば、親子で辛い環境の中に十分に頑張っています。だからこそあえて言います。不登校はずるくありません。

また、ずるいと思ってしまう方々ももしかしたら、そんな気持ちになってしまうほどの環境の中にいるのかもしれなしれません。

お互いに、相手の立場になって考えてみるという見方が持てるとお互いに優しくなれ、生きやすい世の中になります。

また親世代の私たちも、ずるいと決めつけることなく、今ある事実を見ていく姿勢であるたいものです。

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