こんにちは。
小学校、中学校、高校すべての不登校を経験した不登校コーチング吉永美香です。
子どもが不登校になると、こんなお悩みありませんか?
子どももしんどいけど、親もしんどい。大人だからって我慢をして、辛抱して、本当はしんどいのに、しんどいがなかなか言えないこと。私にも確かにありました。
子どもが不登校になると、はっきりいってしんどいです。どういったしんどさがあるのかみていきましょう。
Contents
子どももしんどいが、本音は親もしんどい
子どもの不登校、私たち親は心の準備なんて出来ることはありません。
心の準備ができないからこそ、ある日突然の出来事にあたふたとなり、子どもの不登校を受け入れることなんて絶対にありえないって状態に多くの方がなります。
もちろん一方では、それはそれで、学校以上に大切なことがあると子どもの不登校を受け止める方もいます。ここでは前者、「子どもの不登校なんて絶対にありえない。」と思われる方にむけての記事になります。
子どもにとっても、学校に行きたくても行けなかったり、行きたくないのに行きなさいと言われてしぶしぶ行くことになったり、さらにはいけない自分をなんで?と責めてみたり、自分に価値がないと思う子もいます。しんどい状態。
しんどい子どもの相手をする親はどうでしょうか。想像してみてください。
子どもは子どもで気分がアップダウン、その影響をまともに受けて親もアップダウンします。私たち大人は耐え忍ぶこともあるでしょう。それでも私たちもやっぱり気持ちの状態によっては、さらに大きく揺れ動くこともあります。
子どもの不登校 親だってつらいのです。しんどいのです。本当にしんどい!
では具体的にどうしんどいのでしょうか。
【小学校で不登校の親がしんどい理由9つ!】不登校支援グループ「エンカレッジ」公式ブログ引用
しんどい理由1 家族をサポートする疲れ
しんどい理由2 勉強を教える手間暇がかかる。
しんどい理由3 自分の育て方が悪かったのではと自責する。
しんどい理由4 家族や親せきに責められるor心配される。
しんどい理由5 学校の先生とのやり取りに疲れる。
しんどい理由6 仕事とのバランス
しんどい理由7 荒れていく我が子をどうにもできない悔しさ
しんどい理由8 何が正しいのかわからない焦り
しんどい理由9 将来への不安
しんどい理由9つをみると、今も子どもの不登校ど真ん中だった頃を思い出します。
我が家の不登校、一番辛かったころは、4人の子どものうち3人の不登校が重なった時です。全て当てはまります。しんどい理由見るだけでしんどくなりますね。
突然の不登校を受け入れる心の準備ができていないからこそ、初めのころは特にいつでも全力疾走。
母である私が頑張れば何とかなると根強い気持ちがありました。後々にこの気持ちの状態の時は、私も子どもたちもそして家族とっても、居心地の良い家庭どころか、どんどん家族にとても居心地の悪い家になっていました。
今だからこそ言えること、目の前の極端に狭い視点からしか物事を見ることができない状態、私しか家族を救うことができないとさえ思っていたと思います。
一生懸命にすればするほど、気がつかない間にもどんどん疲弊困憊していきます。
自分ではなかなか気づくことができないからこそ厄介、気づいた時には、心身ともに動けなくなってしまうことがあります。
ここでしんどい事柄をいくつか具体的に見ていきましょう。
子どもや先生とのやりとりがしんどい
毎日毎日来る日も来る日も、子どもとのやりとりがあります。優しく声かけしようが、時にはついつい感情的になり、しまいに目の前の子どもに怒ってしまうことだってあります。子どもの反応は良かったらいいのですが、無反応もしくは荒れていく我が子に、もうどうしていいのかわからなくなってしまいしんどくなります。
一方、学校の先生とのやりとり、先生といい関係でいられるのか?
理想は寄り添って欲しいのに上手くいかないこともあります。反対に先生によって心が軽くなることもありました。4人の子どものうち3人の不登校、たくさんの先生と関わってきましたので、こころ軽くなる時もあれば、先生とのやりとりで落ち込むこともありました。
学校の対応、先生の対応しだいで、特に小学校の不登校ならば、先生に会いたくなるかならないか運命の分かれ道になることだってあります。
「明日は学校くることができますか?」なんて聞かれても、親もどうしていいのかわからない状態の中に困ってしまいます。しんどい。
学校とのやりとりで毎朝ストレスになること「欠席連絡」です。
不登校欠席連絡に関して電話がつらい時の連絡方法4つ 未来地図 先輩ママ運営する不登校の道案内サイト引用
- 出席する時に連絡するようにする。
- メール・ラインを利用する
- 担任の先生がいない時を見計らって連絡する。
- 代行サービスを利用する
先生とのやりとりはしんどいことかもしれませんが、調整することができるならば、やってみる価値があります。
些細なことでも案外負担となっていることがあり、欠席連絡から出席連絡へ調整できれば、こんなにここ軽くなるのなら早くしたら良かったのにと担任の先生とのやりとりを極力減らすことにもつながります。
最近では学校への欠席連絡も直接やり取りせずに済むメールや公式ラインの学校も増えてきています。
夫や親せきのやりとりがしんどい
子どもの不登校をきっかけに浮き彫りになってくる夫や親せきとの関係性です。
ただでさえ、子どもが不登校になり、自分の子育てに対して自責の念を持つようになります。
そこに夫からの言葉や親せきからの言葉も、心にしみる言葉になることもあれば、突き刺さる言葉になることだってあります。
「お前の子育てが甘い。」なんて言われた時にはしんどい中に踏ん張っているお母さんは間違いなく夫に対して不信感を抱くことでしょう。
今となって見えてくることがあります。
それは、お母さんだけではなくて、お父さんたちも親せきの方々も同じ、不登校を経験したことがないということ。
学校は行くところ、行かなかったらこの先どうなるのかの不安、だからこそ不登校の子どもに対してどう対応していいのかわからずに困惑しているのです。
どうしていいのかわからないからこその対応だったりします。それしか出来ないんです。そのことをあの当時の私は気づけることなんてできませんでしたし、その時の不信感はしばらく続きました。
不思議なのですが、反対に心配されるといいのか?というとそうではないことがあります。
どうしていいのかわからないでいる中、毎回「大丈夫?」って心配されたら、「私ってそんなに心配なの?」と余計に心配が増すことありませんか?気遣って言ってくれる言葉が、元気になるどころか反対に不安となること。
言葉は誰に言われるのか、また言われた時の自分自身の心の状態によって受け止め方に違いがあるからです。
不登校の子どもへの対応がわからない
子どもが学校に行かなくなり、自分ではどうしていいのか分からず、周囲にいる人にまず相談するようになります。
夫、親、親せき、同級生のママ、学校の先生、またはカウンセラーの先生、病院の先生、相談すればするほどに、意見が違い、結果残念なことに、何が正解なのかわからなくなってしまいます。
子どもの不登校は自分の子育てが悪かったと自責しているお母さんには、誰を信じていいのか分からずになり、心軽くなるどころか、ますますしんどくなることになります。
子育て同様に、不登校の子どもの対応には、これをしたら学校に行くとか単純なものはなく、正解・不正解はないからです。
誰一人として正解を持ち合わせていないかもしれません。特に相談する人々は、不登校を経験しているわけでもありませんし、不登校の親でさえ、自身の子どもを通してしか不登校を経験してないことだからです。
孤独になって、不登校の親はノイローゼになっていく
しんどくなっているお母さん、傍に良き理解者がいたら本当に救われますが、いない状況なら、心身ともに困憊していき、気がついた時にはノイローゼになっていることもあるかもしれません。かつての私もそうでした。
様々な場面で、独りぼっちな自分に出会いました。例えば、学校で同級生のお母さんたちを見たとき、子ども会の集まり、学校行事、校区の行事、さらには理解してくれない夫、親、親せきといる時にも。
人生で初めて【孤独】というものを感じました。
4人の子どもたち次から次へと体調不良不登校になり、勝手に目から涙が流れてきた時には、私自身驚きました。
涙は悲しい、辛いなどと感情が動かなくても勝手に流れてくることがあること知りました。驚きとともに、危機感を感じ、自分もいたわってあげないとと思えた瞬間でした。
子どもが不登校のお母さんは、自分が思っている以上に頑張っていますし、踏ん張っています。
自分が思っている以上に、だから気づいた時には、疲れ切ってノイローゼになっています。
しんどい世界からの脱出 不登校の親の対策ってある?
この記事の中でも何度もお伝えしていることです。不登校の解決方法は一つではありません。
一人ずつタイプ、家庭環境の違い、さらには不登校の親であったとしても、実際に自分自身が不登校を経験していないからです。だからこそ迷い、戸惑うことばかりになります。本当にしんどいのです。
やってみて、違和感を感じた時には、次を選択してもいいのです。
ただ合わなかっただけ、あなたの悪いわけではありません。
ここでは、私が我が子3人の不登校の経験を通じてしんどい世界からの脱出、親の対策として取り組んできてのおススメをお伝えします。
不登校の親も子どもと同じ、休息をとれる時はとる。
たまにあえてだらだらするのも効果的です。子どもが小学生なら横で寝たこともあります。
自分が精神崩壊しないため、また親子でエネルギーを充電することを優先するためにも時に休むことは大切です。
まず親が率先してやってみることはいつも意識していました。やってみることで気づくことがあります。
それは、いつも頑張らなくてもいい、休んでもいいという、自分自身への許し、その許しが心地よく感じ、自分を大切にする、大切したいという気持ちになってくることに気づけました。
助けてもらえる時は、素直に助けてもらう。
それまでの私は、人に助けてもらうこと、ひとに甘えることを苦手としてきましたが、さすがに3人の同時不登校しかも単身赴任という状況では、一人でやっていくことに限界を感じるまで落ちていきました。
そのころには世間体なんて考える余裕さえもなく。もう助けてもらえる時は助けてもらおうという気持ちになれました。
あくまでも、我が家のある子ケースです。合わない場合もあるかもしれません。
学校に対する決めつけや思い込みを一つずつ手放していき、例えば 学校は1日中いるところ。学校はお友達をたくさん作るところ。先生たちに直接聞かないでどうせできないだろうと決めつけること。できないという強い思い込み。
学校は行かないといけないところ。学校は行かなくてもいいところ。
2つの選択肢ではなく、我が家は、行ける時に行くスタイルを子どもが選びました。
先生たちも、担任の先生にこだわらず、担任の先生をはじめ、校長先生、教頭先生、教務の先生、保健室の先生、さらには用務員の先生も、たくさん助けられ、たくさん関わっていただきました。その子の数年後の言葉 「あの時期が1番楽しかった!」でした。理由は大人が本気で関わってくれたからだそうです。
メンタルを上げることよりも下がることをしない。
自分が傷つくとメンタルがダウンしてしまい、どうしても女の人は感情に流されてしまうことってあります。ありませんか?
不登校のはじめのうちは、子どものためと思って嫌なことにも参加していましたが、どんどん落ちていくとやっと気づけたのです。
メンタルが上がることよりも下がらないようにした方が、子どもにとっても家族にとっても幸せなことにつながりました。
その結果、自分が傷つくことからはとことん逃げようと決めました。例えば 誘われたお茶会・授業参観・校区の行事等。他人に振り回されないことにつながっていけます。
メンタルが下がらけれは、安定します。安定したらきっと変化したい、何か自分のためにも始めたいと思えてきます。メンタルの安定は最強です。
子どもの将来を心配するより、信じてみる
子どもが学校行かないとこの先の不安ばかりに目を向けていました。不安に目を向け始めると益々不安が募ってきます。
未来の起きてもないことを心配して不安になり、我が子を可哀想な子として見ている自分がいました。
勝手に可哀そうな人扱い、本来は可哀そうな人ではないはずなのに、勝手な思い込みから可哀そうな人にしてしまっていることに気づきました。
子どもからしてみたら、全くもって失礼なこと。私自身が子どもからエネルギーを奪っていたことと思うと愕然となりました。これから先のことなんて誰にもわかりません。ならばまずは自分から子どものことを信じてみようと強く思いました。
不登校は親子でしんどい
不登校は、本当に子どもばかりか親も本当にしんどいことです。
親も心身ともに休憩することがとても大切です。
あの頃の自分は孤独になって初めて気づきました。誰にでも相談するものではありませんが、相談する相手も自分で決めていいのです。自分自身が傷つかない信頼できる人に話を聞いてもらいましょう。まずは、傷つかないでいいんです。メンタルが下がらないことを選択して、少しでも今のしんどいから心が軽くなっていくことを願っています。
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