不登校の小学生・中学生・高校生ママ専門
不登校コーチング 吉永美香です。
4人の子どもの内3人が不登校を経験しました。進路に関しては、私もずっと思い悩んできました。
中学生の不登校の子が、初めて経験する高校受験に関しては、かなりナーバスになっていたと思います。
多くの子たちが受験をすると思いますが、最初の受験を考える高校受験時は、不登校の子どもの場合のはじめての時は、やっぱりどうなるのかなという不安ばっかりになりますよ。
こんなお悩みありませんか?
受験生だというのに、「高校どうするの?」と聞いても、全く無反応、さらには機嫌悪くなって、部屋に逃げていってしまうことを繰り返しては、子どもが一体何を考えているのか分からず、ひとり勝手に途方に暮れては、ついつい気持ちだけ、あせってしまうこと・・・
分かります~‼ ってママも多くいませんか?
かつての私もそうでしたから。
受験生になる新学期を迎えた時には、気持ち新たにしてにわかに期待しちゃったり、受験生になるのだからきっと考えているに違いないとほんの少し期待していたりしました。いざ夏を迎え、さらには秋肌寒くなってきても、動くどころか、全く反応のない我が子にイライラが止まらなくなっては、感情的に叱り、私自身がむなしくなっていることがありました。今だと、かなり乱れてるお母さんだわ。思い出しました笑
仕方がないと言われたら仕方のないことかもしれません。それでも子どもの進路、自分のことのように考えては、起こってもないこの先の不安だらけになります。
その不安が少しでも解消するには、どんなことが知りたいですか?
今回は、我が子も通った不登校の中学生の進路の一つである「通信制高校」について書いていきます。
Contents
不登校の子たちが行く通信制高校って、どんなところ?
通信制高校とは、 通信制・全日制・定時制と3つの教育課程があります。
最近では、単位制で登校パターンと通信制を兼ねているところが多く見られます。子どもの状況により選択することができます。
また単位制を取っている公立高校もあります。卒業するまでかかる期間にも違いがあったりします。
また定時制の始業時間が、夕方からもあるように、今の時代、3部制になっている公立高校、または学年によって始業時間が違う単位制通信制高校などもあります。
通信制高校といっても、選べる時代、よりたくさんのタイプがあることがわかります。
また、公立かそうでないかでは、何が違うかは、ズバリかかる学費の差です。親にとっては1番の気になるところになります。
年々公立高校の生徒は減少し、通信制高校の生徒は増えていく現状
教育 年々生徒が増加する通信制高校が担う新しい役割 Newsweek
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/04/post-96022.php
全日制・定時制の生徒が減少している中に、通信制の生徒は増加している。ここ数年では通信制の生徒は1年間で1万人増のペース。不登校の受け皿的の役割もありますが、ユーチューバーやeスポーツのプロを目指す子どものが増えたり、動画撮影やアルバイトをメインに据えながらという、夢追い型の生徒も増えてくるのではないかと
更には、公立は減ってきているのに私立が増えてきている。通信制というユニークな課程が、学費のかかる私立で寡占されるのは考え物だ。公立の通信制を柔軟な運営をとってほしい。
2020年5月時点では、高校生の6.3% 16人に1人が通信制の生徒だ。
小・中学校で不登校状況にある子どもも、将来はどうなるのか過度に追い詰めることはない。教師の役割はそうした情報を提供することだ。(抜粋)
時代の変化はとても早く、さらにはコロナ流行に伴い、不登校の増加とともに、通信制高校の急激な増えていくことも考えられ、その役割というのは、私たち個々の価値観によって異なる選択をすることが出来る可能性があるように思えます。
少し話がずれるかもしれませんが、私たちの周りには、価値観の多様化と共に、【積極的な選択】が出来る場面が増えてきていると感じることが増えました。
例えば、子どもの時だと、保育園・幼稚園・放課後等デイサービス、そしてお年寄りだとデイサービス・老人施設等その場所、独特なウリ、個性を出していないと選ばれない時代になりました。ひと昔前でしたら、なんとなく近いからなんて、近所だからこの幼稚園にする時代でしたが、そんな感覚はとうに終わっています。
それが自分の価値観で選択していくことが出来ることで生きやすくなる人と、生きにくい人いるかもしれません。
話は通信制高校に戻りますが、【積極的な選択】なら、目の前の子どもの特徴、個性、さらには今どんな状態なのかで、選択していくことが出来ます。
とは言っても、何の反応もない子、どうするのー?って声が聞こえてきます。
なかなか反応しない子を相手するのは大変なことで、気力もいること。それでも高校受験ってある意味、親子のやりとりをする絶好の機会、チャンスでもあります。とにかく相手の話を最後まで聴く姿勢でいること、小さな動きが必ず見えてきます。
子どもの反応を期待せずに、あなたが今までしてきた子育てから、目の前の子どもの趣味嗜好どうだったのか?きっとヒントがみえてくることでしょう。
親子の価値観と合う通信制を選択できるといいです。受験が親子のやりとりするキッカケにもなれます。チャンスです!!!
通信制高校に対する見方にも、だんだんと見方、捉え方も変化してきましたが、もし我が子が、「通信制高校に行きたい!」と言ってきた時、あなたはどう受け止めることが出来ますか?
我が子が行くとなった時には、素直に受け止めてあげれないことだってあるかもしれません。
いくら情報を受け取っても、心のどこか深く存在する通信制高校の偏見を強く持っているから仕方のないことです。
あなたの中にある、通信制高校ってどんなイメージが強くありますか?
まだまだある通信制高校恥ずかしいという偏見
「通信制高校」が恥ずかしい人へ
通信制高校ナビ引用:https://www.tsuushinsei-navi.com/tsuushinsei/shame.php
通信制高校が恥ずかしいと思う理由
- 通信制高校にネガティブなイメージがある。
- 全日制高校に未練がある
- 自分(または自分の子ども)が通信制高校にふさわしくないと思っている。
この中で世間体のことが出てきますが、世間体とは言っていますが、実は気になるのは、「世間」という大きな存在ではなく、特定の個人である、ということは多いのです。例えば近所の人や職場の人、友達や親せき、または自分の親である場合もあるでしょう。
身近な人の理解や応援があればママたちの想いもきっと変わってくること間違えありません。ママの気持ち分かってくれよ~!いやパパの気持ちもね。
一番近い存在のパートナーシップ、目の前の不登校の我が子以上に大切にやりとりをしていくことも案外と子どもが動き出すキッカケとなることもあります。
あなたは1番応援されたい人は誰ですか?
根強くある自分自身の思い込み・決めつけ、自分の価値観で、不登校の目の前の我が子をこんな状況になってさえも自分のフィルターを通じてしか見ることが出来ていないことも多くあり、苦しみ続けていることってあります。
どこに目を向けていくと、その苦しみから解放されるでしょうか。
通信制高校いくと本当に人生終わるのか?
https://re-highschool.com/endoflife/ 学校が変われば人生が変われる リハイスクール 元キャンパス長
通信制高校で人生終わり? 1000人の進路を見届けてわかった結論
この中では 通信制高校を卒業して社会人になった人は多数 通信制高校からは就職できない、社会人になってから苦しむのでは?と不安になってるかもしれませんが、実は全日制高校と通信制高校の就職率はさほど変わらないということ。また卒業後に専門学校・大学に進学する子が大半なのが現状。
通信制高校をやめたら中卒扱いとなり、就職には不利になります。このことは、通信制でなくても全日制でもいえることです。
また、通信制に入学してはダメな人は、自己管理できない人。
通信制高校の基礎は、自学学習。全日制より通学日数が少なく、授業数も少ないため、自分で管理する力が試されます。レポート提出、スクーリング授業への出席、卒業後の進路。これらを自分で管理し決めていく力がない人は、通信制高校でついていけずダメになってしまう可能性がある。
この元キャンパス長の記事からも、通信制に行ったからと人生終わりではないことがわかります。
通信制高校の表面だけ見ると、学校に行く回数も少なくて、簡単に行けるところといったイメージがありますが、行ってみたものの自己管理ができていないと途中で行けなくなることも考えられることがわかり印象が変わってきます。
通信制高校は世間の評判以上に不登校のこにとってはチャンスの場でもある
通信制高校には様々な種類、さらには各学校の取り組みの差があります。
入ったら入ったで自己管理が必要なこともお分かりの通り、どの学校を選ぶかは、子どもの親子の価値観次第でもあります。
我が子の時を思い出してみると、不思議ですが、ある通信高校の体験入学に行った時のこと、入ってすぐにここは嫌、ここはいい等。その子の感性でキャッチできたりします。嫌な時の反応は、一瞬、秒反応!笑 不登校あるある嫌な時の反応の速さ!でもわかりやすい。
その時はえー!!!と思いましたが、その子が感じたのだから、あっていることだと思えました。
結果2校しか見に行くことが出来ませんでしたが、そこしかない!!!と思える条件がありました。
当時は体調不良からの不登校でしたから、まず朝が起きれない、その通信制だけ、1年生は、午後から登校でした。そこが1番の決めてとなりました。
子どもが動かなくても情報だけは集めた方をおススメします。もしかしたらぎりぎりになって決めることだってありますから。
通信制の良さももちろんありますが一方では、やめていく子も少なくありません。
小学校・中学校不登校だった子にとっては、精神ギリギリのところで登校出来る子もいます。忘れることがない光景がありました。
子どもの通う通信制高校に親の私が行く日がありました。
高校に懸命に登校する子の横で先生が一歩一歩一緒に歩いて玄関まで来てるところを見かけました。
その子の懸命さと、先生のどこまでもサポートしてくださる姿勢に、感銘を受けたのを今でも思い出します。
そのことからもわかるように、入ってからの3年間、元気な子は大丈夫ですが、まだまだ元気のない子へは、入ったから先生にお任せではなく、高校の3年間充電期間としても、子と親と学校と一緒になって大切に過ごしてほしいと思います。
決めつけや常識に、囚われることなく、通信制高校、小・中学校行けなかった子にとっては、どんな風にでも変化できる3年間、公立高校ではできない、アルバイト等、通信制高校だからこそできることにチャレンジするのもありです。
願わくば、私立の通信制の授業料は、通学する回数にもよりますが、私立の大学並みにかかります。そのために、公立へと勧めがち、もっと自由に選択できるように少しでも変わってくること、これからますます増える通信制の子どもたち、先生たちの待遇もよくなることを願っています。
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